中華全国婦女聯合会児童部、中国家庭教育学会、雑誌「中国婦女」などはこのほど、子供を持つ女性1千人を対象に「子供のことをどれだけ知っていますか?」をテーマとする書面アンケートを実施した。アンケートの結果、母親は子供の一部の面については比較的知っているものの、理解不足の面も多いことが浮き彫りになった。今回の調査対象は11歳から17歳の子供を持つ女性で、有効回答数は1021部。
■子供のウソ:母親にとっては許せない行動
子供に手をあげるのはどういうときか?
どんな状況であっても子供には手を上げない(29.85%)子供のウソが最大の原因(16.91%)
子供が言うことを聞かない(16.32%)
テストの成績が悪かった(12.35%)
■子供の本音:年齢とともに母親に本音を打ち明けない傾向に
子供がなんでも包み隠さず話してくれる(23.09%)――11~12歳の子供を持つ母親に集中
打ち明けてくれる話とくれない話がある(67.50%)――13~15歳の子供を持つ母親に集中
子供は何も自分に話してくれない(7.35%)――16~17歳の子供を持つ母親に集中
■子供の奇抜な恰好:母親の5割近くが「許せない」
子供が奇抜な髪型や服装に凝ったとすれば
絶対に許さない(47.5%)
子供の非行の前兆ではないかと心配になる(12.06%)
気に入らないが、我慢できる(12.79%)
できるだけ子供を理解するようにする(21.91%)
性教育について
子供に性に関する教育を行ったことがない(48.5%)
子供に関連の書籍などを買い与えたことがある(12.67%)
子供に性に関する知識を教えたことがある(39.4%)
■子供の尊敬する人:過半数の母親が知らず
子供が崇拝する人物を子供と一緒に理解している(52.77%)
子供の崇拝する人物を自分の観点で評価したことがある(37.31%)
子供の崇拝する人物を頭からけなしてしまう(9.92%)
■子供のプライベート:子供に全くプライベートを許さない母親が過半数で、子供が適度に自分の世界を持つことを願わなかったり、必要性を意識しない母親が多い
子供がクラスメートや友人と電話をしているとき
傍に座って聞いている(36.23%)
他の部屋でこっそり聞く(19.18%)
子供の友人やクラスメートが遊びに来たとき
子供たちの会話に加わる(21.12%)
傍に座って聞く(16.68%)
すぐに傍を離れるが、こっそり聞かずにはいられない(13.42%)
■子供とのコミュニケーション方法:専門家の指導を求める母親が多数
別の家庭で両親がどのように子供とコミュニケーションを取っているかを知りたい(73.68%)
子供との交流に問題が出たときに相談に乗ったり、助けてくれたりする専門家がいてほしい(73.53%)
子供とのコミュニケーション方法を教えてくれる講座に参加したい(59.56%)
子供との正しいつきあい方を専門的に教えてくれる書籍がほしい(70.1%)
「人民網日本語版」2005年5月29日