中華全国婦女聯合会児童部、中国家庭教育学会、雑誌「中国婦女」などはこのほど、子供を持つ女性1千人を対象に「子供のことをどれだけ知っていますか?」をテーマとする書面アンケートを実施した。アンケートの結果、母親は子供の一部の面については比較的知っているものの、理解不足の面も多いことが浮き彫りになった。今回の調査対象は11歳から17歳の子供を持つ女性で、有効回答数は1021部。
<主な回答状況>
■子供の趣味や親友:大部分の母親が把握
子供の趣味を知っている(88.35%)
子供の親友の名を3人以上挙げることができる(61.25%)
子供が学校でのつきあいを上手くこなしているかどうかを知っている(72.02%)
■子供の心理:母親の関心が不十分
子供にとって最大のプレッシャーが何かを知らない(51.24%)
子供の情緒の変化をよく見逃がしたり、すぐに気づけなかったりする(58.09%)
子供の情緒がすぐれないとき
まず慰め、効果がなければ叱ってしまう(32.88%)
好きにさせる(21.23%)
すぐに叱ってしまう(10.85%)
何とかして子供の情緒の原因を理解し、子供がそれに向き合い、解決できるよう助ける(35.06%)
■コミュニケーション:母親にとって、子とのコミュニケーションの手段は最大の悩み
よいコミュニケーションの方法が見つからない(32.35%)
子供が本音を打ち明けようとしない(21.47%)
何をいおうとしても子供は聞こうしない(21.47%)
いつも口答えばかりする(32%)
■母親の口癖:子供への最も多い口癖は「しっかり勉強しなさい」
子供に最もよく言い聞かせる言葉
「しっかり勉強しなさい」(33.68%)
「宿題終わったの?」(17.21%)
「信じてる。あなたなら絶対に大丈夫」(17.06%)
「見ていて私も心底がっかりよ」(2.94%)
「どうしてそんなにとろくさいの?」(1.32%)
「ダメな子ね」(0.88%)
■インターネット:母子の交流を妨げる最大の壁
子供がよくインターネットを利用する(25.4%)
たまに利用する(51.8%)
これまで全く利用していない(22.8%)
インターネットを利用できる母親(49.1%)に対する質問――ネット上での子供のとの交流は?
すでに試している(20.38%)
思いもよらなかった(54.23%)
できない(25.39%)
「人民網日本語版」2005年5月29日