5月31日に北京市で開催された国際オリンピック委員会(IOC)第29期調整委員会の第4次総会に出席したIOC委員一行は同日、北京オリンピック公園を訪れ、建設中の2008年北京五輪メーン会場を視察した。委員らはプロジェクトの設計や進度に満足感を示した。
一行が最初に視察したのは国家体育場。「鳥の巣」の愛称を持つ国家体育場は、北京五輪の開会式・閉会式の会場になる予定だ。発注者によると、工事は2007年末ごろに完了する見通し。
次に視察したのは国家遊泳センター。今年7月に主要構造部分のコンクリート施工を終え、07年3月には館内設備の設置工事を完了する予定だ。完工は07年10月の見込み。五輪終了後は、北京市最大のアクアフィットネス・レジャー向け施設として使用される。
視察した一行は、五輪終了後の施設利用計画に強い印象を受けたようだ。IOC調整委員会のゴスパー副委員長(IOCプレス委員長)は記者の取材に対し、「北京五輪会場の建設状況は非常に順調だ。08年の五輪開催の成功を十分に保障できるだろう」と述べた。
「人民網日本語版」2005年6月1日