国家環境保護総局の汪紀戒副局長は2日の記者会見で、記者からの「北京は2008年の五輪に、満足な環境ときれいな空気や水を提供できるのか」との質問に対し、次のように答えた。
北京市は、環境保護の方面で一連の措置を制定し、環境保護と省エネルギーの対策を行っている。太陽エネルギーなどクリーンエネルギーを利用し、すべての五輪競技場では石炭燃焼ボイラーの使用を中止し、環境配慮型の建築材料を幅広く使用する。また北京市は現在、産業構造の調整にも力を入れている。首都鋼鉄公司(首鋼)は汚染廃棄物の量が比較的多いため、遅くとも2010年までに北京から移転させる。これと同時に、北京市では鉄鋼産業を二度と発展させない。
「人民網日本語版」2005年6月3日