北京市の人材に贈られる最高の賞として設置された「首都傑出人材賞」の第1回受賞者が7日発表された。受賞者は5人。同賞は北京市委員会、北京市政府が2003年に設置を決定したもので、2年に1度受賞者の選考を行う。今回の賞金は1人100万元で、うち40%が受賞者個人に贈られ、60%は受賞者の研究費などに充てられる。
■首都傑出人材賞 第1回受賞者 (敬称略)
王忠誠:教授、中国工程院院士(工学アカデミー会員)、北京市神経外科研究所所長。中国神経外科分野の先駆者の一人。開頭手術約1万例、脳動静脈奇形の手術1千例以上の執刀を担当した。
宋魚水:海淀区人民法院・民事第5法廷(旧・知的財産権審判廷)裁判長。11年間にわたり、民間ビジネスに関する各種案件1200件以上を公平かつ効率的に審理した。うち約300件は、困難な案件や複雑な案件、新しいタイプの案件だった。
張怡寧:1996年から女子卓球ナショナルチームに参加。アテネ五輪、世界卓球選手権、ワールドカップで優勝した中国女子卓球界の第一人者。さきに行われた第48回世界卓球選手権では女子シングルスと女子ダブルスの2冠を達成した。
トウ中翰:北京中星微電子有限公司董事長(会長)。海外での好待遇や労働環境を棄て、科学技術者の一団を伴い帰国した。独自の知的財産権を持つ、世界最先端のデジタルマルチメディアチップ「星光」シリーズの開発を指揮。初の国産チップの登場を実現させたほか、中国製品の国際市場への大規模な進出にも力を入れ、コンピューター画像入力チップの国際シェアを大幅に拡大した。
李福成:北京燕京ビール集団公司総経理(社長)
(トウ中翰氏の「トウ」は「登」に「おおざと」)
「人民網日本語版」2005年6月8日