税関総署はこのほど、空路で出入国するすべての旅客を対象に、7月1日から税関への書類申告を義務づけることを明らかにした。出入国者の通関における安全と権利を保障し、中国の政治、経済、生物界の安全にかかわる物品の出入りを防ぐ狙いがある。新制度はまず、全国の空港で先行実施される。これまで、大部分の旅客は同申告を免除されていた。
税関総署は旅客の便宜や通関の効率を考慮し、国際慣例にならって、記入方式を簡素化した新たな申告書フォームを用意した。用紙は税関のほか、航空会社、旅行会社などでも配布されるため、事前に記入しておくことも可能だ。空港をテストケースとして、今後は陸路や海路での出入国についても、新制度の導入を進める。
「人民網日本語版」2005年6月10日