黄菊副総理は20日、北京で、「中日関係の発展は、両国国民の友好往来の伝統を受け継ぐ一方、日本軍国主義による対外侵略戦争の教訓をも汲み取るべきである」と強調した。
これは、黄菊副総理が日本自民党の加藤紘一元幹事長と会見した際述べたものである。その際、黄菊副総理は、「戦略的見地に立って長い目で両国関係を見、歴史を鑑にし未来に目を向けることを堅持し、歴史問題や台湾問題などを正しく処理し、意見の食い違いを適切に解決すると同時に、各分野における両国の互恵協力を拡大してこそ、中日関係は当面の困難を克服し、健全かつ安定した発展の軌道に乗ることができると、中国側は信じている」と述べた。
これを受けて、加藤紘一元幹事長は、「現在、両国関係で困難が現れており、両国の政治家はまた重要な時期に直面している。このような状況の下で、両国が未来に向けて、共に努力を払い、日中関係の健全かつ安定した発展のために新たな貢献をすべきだ」と語った。
「CRI」より2005/06/21