新疆ウイグル自治区の成立50年来、経済・社会の発展にともなって、社会保障システムも逐次整備されつつある。
各レベルの政府機関がそれぞれの管轄地域の災害救援作業を担当し、災害救援のための資金・食糧を備蓄する制度が逐次整備されている。1996年から2004年までに、自治区は災害救援資金を10億元も調達し、被災者延べ250万人を緊急避難させ、延べ1000万の被災者を救済した。
都市部の生活最低保障制度も改善されつつある。1999年9月までに、自治区の19の都市、68の県政府所在地の都市部住民の最低生活保障制度も整備された。1997年から2004年にかけて、17億元の最低生活保障資金が投下され、50万人がその恩恵をこうむった。
自治区は高齢者福祉事業にも力を入れ、2.4億元を投下して500のコミュニティ福祉施設を整備した。企業年金システムの構築も進んでおり、2004年までに企業年金上納者数は173.76万人に達した。
医療保険制度もほぼ整備され、2004年末までに、医療保険の加入者数は195.97万人に達し、都市部の従業者全員がこの保険に参加した。失業保険参加者数も138.58万人に達した。職業傷害保険、生育保険制度の改革も進んでおり、加入者数はそれぞれ60.93万人と59.23万人に達した。
「チャイナネット」2005年8月10日