青海省気象機関は、青海省気象科学研究所所属のリモートセンシング観測・評定センターが発表したデータをもとに、2005年において青海湖の水面面積が五年来最大となり、2000年に比べて8.12平方キロ増となったことを明らかにした。
関係筋は、2005年において青海湖一帯の盆地の雨季の降雨および春季の氷雪溶け水の青海湖に注ぐ河川流量が増え、近年、青海湖地域の水面の蒸発量がいくらか減少しているので、青海湖の水面面積は2000年以来最大のものとなるのは必然であると見ている。
数十年来、青海・チベット高原の気候の温暖化・干ばつ化の趨勢がより顕著になっているので、もともと脆弱な高原生態環境は悪化しつつある。そのため、青海湖の水位が引き続き下落し、湖岸周辺の砂漠化がすすみ、湖岸線が湖の中へ移り、湖水面積が縮小している。20世紀50年代末における青海湖の水面面積は4568平方キロであったが、2000年の水面面積は4256平方キロに縮少し、40年間に312平方キロも縮小した。
「チャイナネット」 2005/09/07