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江西省、鄱陽湖に飛来した渡り鳥に対する観測を強化

10月に入って以来、江西省にある鄱陽湖には数万羽のソデグロヅル、マナヅル、クロヅルやカモなどの渡り鳥が続々と飛来している。鄱陽湖国家クラス渡り鳥保護区管理局の紀偉涛副局長によると、現段階において、この湖一帯に飛来して越冬する渡り鳥の数が毎日増え続けているということである。

江西省林業部門は10月上旬から何回も関連会議を開き、鳥インフルエンザ予防に関する作業を手配し、保護区周辺の県(市)は鄱陽湖区域内の農家への疫病感染の危険を減らすため、家禽を飼育小屋に入れ、野外の鳥類と接触させないよう要求している。

同保護区所属の9カ所の湖沼に飛来した渡り鳥は現在約3万羽に達しており、同管理局は渡り鳥生息地についての観測を強化している。これまでのところ病死した鳥はまだ発見されていないが、一旦見つかれば、ただちに医療化学実験室に送って検査すると同時に相応の応急処理をとることにしている、と紀副局長は語った。

鄱陽湖区域には毎年30万羽以上の珍しい渡り鳥が飛来し、ここで越冬している。鄱陽湖周辺10数県(市)はともに渡り鳥の越冬の安全と地元住民の健康を確保するために、広報を強化し、鳥インフルエンザ撲滅の陣容を整えて待ちかまえている。

写真は江西省永修県にある鄱陽湖国家クラス自然保護区の上空をさっそうと飛んでいるソデグロヅル、カリの群れ。(11月2日に撮影)

「チャイナネット」2005/11/04

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