村全体をひっくるめての貧困扶助計画は顕著な成果を収め、1万以上の貧困村が目標を達成した。これは20日、国務院貧困扶助弁公室が明らかにしたものである。
同貧困扶助弁公室によると、現在実施されている「村全体をひっくるめての貧困扶助開発を推し進め、調和の取れた文明新村を建設する」活動は目覚しい成果を収めた。サンプリンング調査のデータによる推算では、今年の全国で村クラスの貧困村扶助計画が実施されている村の農民一人当たりの純収入の増加幅は、貧困扶助計画が実施されていない貧困村より3ポイントも増えた。今年、貧困村における絶対貧困人口の減少幅は12%、低収入貧困人口の減少幅は14%となり、いずれも昨年を上回ると見込まれている。
全国行政村総数の21%を占める14・8万の貧困村は貧困扶助開発活動の主戦場である。今年から村全体をひっくるめての貧困扶助活動への取り組みの度合いは非常に大きくなっている。共産党中央組織部は末端組織の建設に力を入れ、国務院貧困扶助開発指導グループとともに「貧困地区における農村の末端組織の建設を強化し、村全体をひっくるめての貧困扶助開発を推進する意見」を下達した。財政、銀行などの部門は資金の投入、プロジェクトの配置などの面においても、村全体をひっくるめての貧困扶助開発活動に対するサポートを増強した。農業、林業、水利事業、教育、医療衛生などの関連部門も村クラス計画の中の関連の内容を発展計画に組み入れており、さらに国務院貧困扶助弁公室と共同で「村全体をひっくるめての貧困扶助開発を立派に完成し、調和の取れた文明新村を構築する意見」を下達した。統計データによると、今年、全国では1・65万の貧困村が村全体をひっくるめての貧困扶助計画の目標を実現することになり、足取りの加速率は60%を上回ると見られている。
「チャイナネット」2005/12/07