国は第11次5カ年計画期(2006~2010年「11・5」と略称)に150億元を投入して長江の水運を整備する。国家交通部は関係部門・委員会及び長江沿岸各省市と合作協力して、長江「ゴールデン水運」総合整備の新段階に取り掛かった。
国は第11次5カ年計画期間に、長江主流の4水運区間に対して重点的に整備を行なう。長江南京下流区間に対しては深水航路総合整備工事を3期に分けて実施する。計画は今年から開始され、3年間で12.5mの深水航路を開通させて、第三世代、第四世代コンテナ船の全天候双方向航路を確保し、10万トン級の満載バラ積み貨物船の満潮時航行を実現させる。同時に、12.5mの深水航路を江蘇省の太倉港湾区にまで延長させるため、交通部は福姜沙、通州沙、白茆沙航路に対する整備工事の前期業務を行なっており、適切な時期に「三沙」航路整備工事を実施する予定である。
このほか第11次5カ年計画期に、南京~武漢区間の浅水及び航路障害の整備工事を加速し、2010年までに安徽省安慶から下流の航路の水深6mを確保して、5千~1万トン級の海洋船舶の航行を実現し、武漢から下流の水深4.5mを確保して5千トン級の海洋船舶の航行可能期間の大幅な延長を実現させる予定である。
「チャイナネット」2006/02/21