水利部の翟浩輝副部長はこのほどの全国春季農業生産会議で、昨年、国は農村の水利施設の整備のために65億元を計上し、これを287のダムの補強、295の大中型灌漑区基幹プロジェクトの関連施設と節水施設の改造などの重点プロジェクトの実施に使用し、1100万人の農村人口の飲用水安全問題が解決された、と語った。
国の重点プロジェクトの影響を受けて、各地の農地水利施設整備も引き続きすすめられている。統計データによると、昨年9月から今年の2月にかけて、全国の農地水利施設の建設に445億元の資金を使い、940万ムー(15ムーは1㌶)の灌漑面積を新規拡大するかまたは回復し、4046万ムーの灌漑面積を改善し、1268万ムーの冠水防除面積を新規増加し、1819万ムーの低収穫農地を改造し、1542万ムーの節水灌漑を増やし、2.4万平方㌔の土壌流失面積を再整備した。これらはいずれも農業生産条件の改善、食糧生産の安定的増加の確保、農民の持続可能な増収のための基盤を打ち固めることになった。
「チャイナネット」2006/03/30