現在、上海市の人口比は、0~14歳が8.7%で1992年の半分にも満たなくなっている。また25~44歳の人口比は30.6%で同比22%減と大幅下降して谷底状態、老齢化人口45~59歳の人口比は1992年の2倍近い28.8%と非常に高くなっている。上海市戸籍の老齢化レベルは全国平均をはるかに上回り、世界の一部先進国家レベルに接近している。
上海市戸籍人口が13年連続してマイナス成長しているとはいえ、居住総人口は絶えず増加しているにつれて、人口密度は全国最高となっている、2005年末、全市の人口密度は2804人/平方㌔で、一平方㌔当りの人口は5年前に比して268人増加している。
人口の空間分布から見ると、上海中心部と郊外との間の人口密度の落差は非常に大きい。中心部の約600平方㌔の中には1000万人弱が密集しているが、郊外区の6000平方㌔にも同じ約1000万人が居住しており、中心部の人口密度は郊外区の10倍弱、内環状線の中の人口密度は外環状線外の24倍に達している。ニューヨークの中心部の人口密度は外周地区のわずか2.4倍、パリは2倍、東京は0.5倍である。
「チャイナネット」2006/05/29