このほど、中国政府と日本国際協力銀行の2005年度円借款項目についての取り決めが調印され、黄河中流の造林プロジェクトを含む10のプロジェクトがそれに組み入れられている。
伝えられるところによると、2005年度における我が国の円借款取り決め総額は747億9800万元にのぼり、そのうち造林、環境保護に利用される額は80%を占め、3つの人材育成プロジェクトの利用額は約20%を占めることになる。 河南省に位置する黄河中流造林プロジェクトは、我が国の2005年度唯一の林業円借款プロジェクトであり、営林を通じて森林資源を増やし、河南省を流れる黄河の生態環境の改善、土壌流失の減少を目指している。プロジェクト計画投資総額は8.35億人民元に達し、そのうち日本政府からの74.34億円(5.4億人民元に相当)の円借款を利用し、河南省の18市、71県(区)の地域でプロジェクトを実施する。主な内容には人造林、山間部での林地造成、低収林地の改造、播種したばかりの林地育成管理およびそれ相応のプロジェクトなどが含まれている。「チャイナネット」2006/07/07