チャイナ・モバイルとGoogleはこのほど、中国で共同でモバイルとインターネットの検索サービスを提供することを発表した。今後、チャイナ・モバイルのユーザーはケイタイでGoogle検索サービスを使用できることになる。ケイタイで写真や音楽をダウンロードできるばかりか、さまざまな情報を入手することも可能となる。
今回の提携は、いくつかの段階に分けて実施される。第一の段階では、Googleはその先進的なモバイル検索技術で、チャイナ・モバイルのWAPゲートウェイ「移動夢網」(Monlernet)にモバイル検索の技術的サポートを提供する。チャイナ・モバイルのユーザーは「移動夢網」でニュース、音楽、ゲーム、写真、ビデオ、小説などを含む数多くのコンテンツをいとも簡単に検索することができ、「移動夢網」のホームページの検索リンクでこのサービスを使用できる。
第一の段階のサービスは2006年12月から試行を始め、2007年の初めに全面的にオンラインすることになっている。
チャイナ・モバイルの王建宙社長は、Googleとの提携は、ワイヤレス付加価値業務の発展を促進することになると見ている。
Googleの関係者によると、中国のケイタイ・ユーザーはインターネット・ユーザーの3倍ののぼり、総数が4.5億を超えている。そして、WAPを使用するユーザーも1億に達し、将来的にはモバイル検索の市場はまだまだ大きくなるとも見ている。
「チャイナネット」2007年1月8日