新疆ウイグル自治区公安庁は8日午後に記者会見を開き、同省の公安機関が5日、東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)のテロ訓練基地を粉砕し、テロリスト18人を射殺したと発表した。また、警察官1人が犠牲となったことも明らかにした。
東トルキスタン・イスラム運動は2002年9月11日、国連によりテロ組織と認定された。新疆公安庁の報道官の話によると、同組織は幹部クラスの人物を中国国境内に送り込み、テロリストらを集めて中国のパミール高原山区に潜入させ、訓練基地を作ってテロの訓練を行なっていた。今月5日の捜索では、これらテロリストたちの武力抵抗により、警察官1人が犠牲となり、1人が負傷した。公安機関の反撃によりテロリスト18人を射殺、17人を逮捕したほか、自家製手榴弾22個、未完成手榴弾1500個あまりを押収した。現在なお少数のテロリストが逃亡しており、公安機関は全力を挙げて捜索を続けている。
同報道官はまた、新疆公安庁はこれについて適宜追跡情報を発表すると述べた。
「人民網日本語版」2007年1月9日