香港方樹泉小学校で勉強している11歳の李雪莹ちゃんにとって、6月4日はたぶん一生忘れることのできない日になるだろう。この日、李さんとそのクラスメートたちのところに、中国国務院の温家宝総理からの手紙が届いた。温総理は手紙の中で、香港の89万の小中学生及び330万の青少年への思いやりと期待を明らかにした。香港の小学生たちが読みやすくするため、温総理はわざわざ繁体字で丁寧に手紙を書いたのである。
香港方樹泉小学校の五年生の李雪莹ちゃんは4月26日、43人のクラスメートと一緒に、温総理宛てに手紙を書いて送った。彼女たちは手紙の中で、温総理が行った政府活動報告に大いに励まされ、貧困家庭の必要にも配慮したものであり、温総理はすばらしい総理であると、自分たちの気持ちを伝えた。温総理はこの手紙を受け取った後、みずから返書を書いて、中国中央政府香港特別行政区駐在連絡事務所を通じて李雪莹ちゃんたちの学校に届けた。
温総理は手紙の中で、李雪莹ちゃんたちの手紙を受け取って、非常にうれしかったと述べ、また、「みなさんは学校で知識を勉強しており、身の処し方、思考の方法、技能をも学んでいるところである。この時期はみなさんの一生にとってたいへん大切な時期である。知識は運命を変え、幸せをもたらしてくれる力があるとわたしは信じている。みなさんが幼いころから、祖国を愛し、人民を愛し、香港を愛し、一生懸命勉強して人材になることを目指し、社会のために力を尽くすよう私は期待している。香港の未来はみなさんの肩にかかっている。みなさんが丈夫に楽しく暮らすことを心から祈っている」と綴っている。
李雪莹ちゃんは、温総理からの手紙に深く感動したと語り、これからも一生懸命勉強し、将来社会のために尽くすとの心構えを表し、また、温総理が香港視察の際にはぜひ家にもお越しになってほしいと語った。
「チャイナネット」2007年6月6日