国際社会は1日、祖国復帰10年間の香港の成果を高く評価した。
イギリスのミリバンド外相はこの日、声明を発表し、「香港は祖国に復帰してから10年の間に、著しい成果をあげた。香港は、21世紀における偉大な都市の一つである。『一国二制度』という政策の実現により、香港はより美しい未来に向かって発展している」と語った。
また、インドの『ヒンズー紙』は、「『一国二制度』という政策の下で、今日の香港住民はより多くの政治参与のチャンスを手にした。また、政治面での改革が続いている一方、香港の経済発展も非常に著しいものである」としている。
日本の『朝日新聞』は1日に発表した社説の中で、「中国政府が実施した『一国二制度』について、当初は多くの香港市民の不安に及んだが、10年後の現在、市民は安心し、外国へ移民した人々のほとんどが戻ってきた」としている。
イギリスの週刊紙『エコノミスト』は6月30日、関連の評論を載せ、「祖国復帰後の10年間、香港は、アジア金融危機、インターネット企業のバブルの崩壊、及び鳥インフルエンザとSARSの感染拡大など厳しい課題に直面した。しかし、これらの困難を乗り越えた香港は、経済発展の面でここ20年の間で最もよい時期にある」と指摘している。
さらに、ドイツの『フランクフルターアルゲマイネ紙』は6月30日、「香港は祖国復帰10年後、引き続き繁栄と安定を保っており、その経済環境が高く評価されているほか、政治の多元化を保っており、活力にあふれている」という文章を載せた。
「中国国際放送局 日本語部」 2007年7月2日