このほど江西省ロ山市で開かれた第二回国際地質公園発展シンポジウムによると、ユネスコが中国の18カ所の地質公園を世界地質公園リストに組み入れた。これによって、中国は世界地質公園を最も多く擁する国となった。
中国は地質公園を最も早くからアピールする国の一つとして、138の国家地質公園を設置している。そのうち、江西省ロ山地質公園、安徽省黄山地質公園、河南省雲台山地質公園など18の地質公園がユネスコの世界地質公園リストに組み入れられている。
ユネスコの「世界地質公園ネットワーク」構築に対応するため、中国国土資源部は2000年に雲南省の石林などに11カ所の国家地質公園を設置した。第1陣の世界地質公園が中国とヨーロッパで同時に発足した。2004年5月、ユネスコは25カ所の「世界地質公園」を認定した。そのうち、中国は8カ所、ヨーロッパは17カ所となっている。現在、世界には50カ所の世界地質公園が設置されており、そのうちヨーロッパは30カ所、中国は18カ所、ブラジルは1カ所、イランは1カ所となっている。
地質公園は学術的意義、希少性、美学的価値、ある地域の地質の歴史、地質上の出来事、地質の作用を代表できる地質遺跡など一連の特別な要素からなるものである。これらの地質遺跡は科学的代表性を有するだけでなく、美学、生態、考古学、歴史文化など多種多様な価値を擁している。地質公園設置の第一の目的は地質遺産の資源と自然環境を保護することにある。
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「チャイナネット」2007/08/13