先般、元アメリカ国務長官のオルブライト氏が指導するワシントンPew研究センターはこのほど、「われわれの敵は誰?友は誰?」というアンケート調査の結果を発表した。アメリカを最大の盟友または最大の脅威と見なしている国は最も多く、中国を最大の脅威と見なす国はひとつもない。
中国を最大の同盟者と見なす国はコートジボワール、マレーシア、ロシア。中国を二番目の同盟者と見なす国はベネズエラ、エチオピア、ケニア、マリ、タンザニア、パキスタン、インド、バングラデシュ、日本、韓国などの9カ国。中国を三番目の同盟者としている国はガーナ、ナイジェリア、セネガル、南アフリカ、インドネシア。
中国が他の国にとっての親善国と見なされるのは少ないが、二番目から四番目と見なされる場合はたくさんある。全般的には、アフリカとアジアの人々は中国に対し好感を持っている。日本と韓国の人々にとって、中国は他の国の目の中のアメリカのように、好きであるし、憎いと見るときもある。
西欧諸国の盟友のリストには、中国は一度も現れていない。しかし、脅威のリストでは上位にある。調査の対象となったフランス人の30%は中国を三番目の脅威と見なしている。ドイツのそれは20%。東欧では中国を脅威と見なすものの比率が最も高いのはチェコ(17%)。ラテンアメリカでは、メキシコのみが中国を三番目の脅威と見なし、その比率は20%である。
「チャイナネット」 2007年8月15日