10月19日午前、北京五輪組織委員会副会長兼北京市の劉敬民副市長はメディアセンターで、北京五輪の準備活動について紹介し、記者の質問に答えた。
北京が2008年五輪招致に成功して七年、政府と人々のサポートのもと、さらにはIOCと各国の有識者の助けを得て、中国は「特色があり高水準」という目標に向かい、「新北京、新オリンピック」戦略及び「グリーンなオリンピック、科学・技術のオリンピック、人文的オリンピック」という理念を実施し、各段階における主要な任務をスムーズに完成し、2008年北京五輪の成功のために確固たる基礎を打ち固めた。
【五輪施設】
当面、北京五輪期間に使用される予定の37カ所の競技施設のうち、27カ所はすでに完工した。国家スタジアム(愛称:鳥の巣)は開幕式のアレンジの必要上、2008年3月に竣工することになっているが、ほかの競技施設の工事は今年年末までに完了する予定である。
【ボランティア募集】
北京五輪のボランティア募集は順調に進展し、申請者数はすでに67万人を上回った。ボランティアのサービスの質を確保するため、貴賓随行、翻訳、運転、メディア運行、競技組織など10の分野で専門的なボランティアを募集した。
【チケット販売】
北京五輪のチケット販売について、劉敬民副市長は「国内観衆向けのチケット販売の第一段階はすでに完了し、10月下旬から第二段階の販売が始まる。海外向けのチケット販売の注文書は今、確認されているところである」と語った。
【交通環境の整備】
北京の都市部交通環境の整備について、劉敬民副市長は「10月7日、北京の南北を貫通する地下鉄五号線のテスト運営が始まった。地下鉄10号線、オリンピック支線、首都空港までの地下鉄線路は2008年7月末までに開通することになっている。今年末に完工する首都国際空港の第三ターミナルは2008年初、使用される」ことを明らかにした。
「チャイナネット」 2007年10月19日