労働社会保障部の張小建副部長はさきごろ、来年の就職問題解決課題について労働社会保障部門では、企業の倒産・破産やリストラによって職を失った労働者の再就職問題や大学卒業生の就職問題、新生代の農村出稼ぎ労働者の就職問題を重点的に解決していく計画であることを明らかにした。「新華網」が伝えた。
まず、失業者の再就職問題について。来年は国有企業に対する政策的な倒産・破産実施の最後の年にあたる。省エネ・排出削減政策や生産能力の劣った企業の淘汰の結果、また新しい失業者が生まれるという古くからの問題を適切に解決するため、関係部門では最後の努力をしていく。また、中西部地区でも大規模な失業者の再就職問題が解決を待たれている。失業者の再就職問題解決の道には未だ困難が山積している。
第二に、未就業大学生の就職問題について。全国には、まだ職に就いておらず育成・就職部門にも登録していない大学卒業生が数多く存在する。新卒生が絶え間なく社会に出て行くなかで、大学生の就職問題は突出した問題となっている。労働社会保障部門は教育・人事部門と協力して、失業登録を行った大学卒業生の就業の援助に全力を上げていくという。
第三に、新生代出稼ぎ労働者の就職問題について。現在までに1980年代以降に生まれた新世代の農民出稼ぎ労働者は1億人を突破しているが、彼らの就職状況は非常に厳しい。新生代農民出稼ぎ労働者の増加につれて、農村出稼ぎ労働者は、故郷に農業の仕事を持ちながらの出稼ぎ労働者から完全非農業従事者へ、農村・都市間の往来型から都市への融合型へ、生存のため労働条件を厭わない傾向から都市住民との平等を重視する傾向へと変化しつつある。労働社会部門では、農村出稼ぎ労働者の就職問題を適切に解決すると同時に、新生代農村出稼ぎ労働者の権益保証問題にも力を入れて解決を図っていく予定だ。
「人民網日本語版」2007年11月11日