(1)798芸術区
世界各国の元首、要人はこの2日間、選手たちよりも忙しく活動している。北京の特色あるスポットでは各国の大統領、王子、王妃など要人が盛んに行き来し、目もくらむようだ。「現代快報」が伝えた。
▽街を歩けば「大統領」や「王子」に出くわす
12日午前10時過ぎ、北京の「798芸術区」に停車したアウディから出てきたのは、ルクセンブルクの元首、アンリ大公!別の車からは大公夫人と公女も降り、一家は随行員の案内でユーレンス現代美術センター(UCCA)へ真っ直ぐに向かった。美しい公女の姿に、すれ違う若者たちがしきりに振り返る。アンリ大公一家はUCCAに約40分滞在すると、別の画廊へ車で向かった。3分も経たずに、また別の車列が近づいた。「今度は誰だ?」記者たちが慌ただしく尋ねる。「デンマークの王子と王妃だ」。芸術区のある職員は指を3本伸ばし、「1日に3人の大統領に出くわしても、おかしくない」と言ってのけた。
(2)秀水街
▽大統領夫人10数人がパールネックレスを購入
12日午後3時過ぎ、秀水市場は冷房が効き、買い物客で賑わっていた。4階の店舗「瑪麗琉璃」には次々に客が出入りする。「たったいまパールネックレスを作っていたのはどの国の要人だ?」「ニュージーランドのサティアナンド総督だ!」。女性店主は各国要人やその夫人をよく知っているようで「総督は夫人と子息の3人連れで、今日1日で3回目も来たんです!」と話した。総督夫人はブルーとグリーンが特に好きで、この2色を基調にいろいろなパールネックレスを作ったという。
秀水市場の汪自力総経理によると、秀水市場には今月だけで15人の大統領夫人が訪れた。米国のブッシュ元大統領も息子のブッシュ現大統領をよそに娘と共に秀水市場を訪れ、シルクのチャイナドレスを7着購入したという。
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