japanese.china.org.cn |21. 09. 2022 |
中国駐日本大使館、中日国交正常化50周年記念シンポジウムを開催
北京会場の様子
中国駐日本大使館は12日、日本経済団体連合会(経団連)と東京で、「初心を忘れず、未来を切り開く」と題した中日国交正常化50周年記念シンポジウムを開催した。
王毅国務院兼外交部長はビデオメッセージの中で、新時代の要求に合致する中日関係の構築について▽約束を守り、中日関係の政治の基礎を守る▽大局を見据え、正しい発展の方向を把握する▽協力を掘り下げ、より高水準な互恵・ウィンウィンを実現する▽働きかけを強化し、積極的で友好的な相互認識を形成する▽大勢に順応し、真の多国間主義を実践する――という5つの観点を示した。
日本の林芳正外相はビデオメッセージの中で、「双方は未来の50年を着眼点とし、建設的で安定的な日中関係の構築に共に取り組むべきだ」と述べた。
中国の孔鉉佑駐日大使は基調演説の中で、「百年の変局、世紀の感染症、世界情勢の深い変化を受け、中日関係は再び重要な岐路に立たされた。両国首脳は新時代の要求に合致する中日関係の構築について重要な共通認識を形成し、双方に目標と方向を指し示した」と述べた。
日本の福田康夫元首相は基調演説の中で、「人類運命共同体の理念に深く賛同する。双方が二国間レベルの対話を強化し、相互信頼を促進し、交流と協力を掘り下げると同時に、地域、世界、ひいては全人類の共通の利益を着眼点とし、気候変動への対応や環境保護などの世界的な課題をめぐる協力を強化することを願う」と述べた。
自民党の二階俊博元幹事長は、「日中両国は引っ越せない永遠の隣人だ。どれほど大きな矛盾と食い違いがあろうとも、対話と交流を停止してはならない」と述べた。日本国際貿易促進協会の河野洋平会長は、「日中双方は矛盾と食い違いの存在を否定するのではなく、大同を求めて小異を残し、両国の平和的発展の未来を共に切り開くべきだ」と述べた。
中日友好協会の程永華常務副会長、日本の宮本雄二元駐中国大使ら各界の代表者はシンポジウムの席上、「国交正常化50年の経験と啓示」「中日関係の発展及び各分野の協力の展望」というテーマをめぐり議論を掘り下げ、積極的な共通認識を形成した。
中国社会科学院の趙奇秘書長、日本経団連の十倉雅和会長、両国政府、経済界、学術界、メディア、シンクタンク、友好団体の代表者ら200人超が東京と北京の会場で出席した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月14日