「IT産業」「グリーン産業」「エンターテイメント産業」内のすべてがそうである、ということではありませんが、バブル形成への一翼となってしまった部分(大義名分化)もあるのは事実です。さて、今回の新しい御旗「シルバー産業」は、コアとなる「ソフトウェア」への投資にむかってくれるでしょうか、それともさらに中国バブルを加速させてしまう「仮面」となってしまうのでしょうか。
中国でも最近はイノベーションという言葉が良く使われますが、それは「不動産開発」「金融操作」だけでは起こり得ません。ソフトウェア(ヒトの頭の中・社会文化)の重要性をより中国は認識する必要があるでしょう。
さて、本日から11月。あと二ヶ月で今年も終わりです。寒くなってきましたが風邪を引かないように年末まで進んで行きましょう!
(中川幸司 アジア経営戦略研究所上席コンサルティング研究員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月2日