|
■伝統民居区 古い通りには青石が敷かれ、道の両側に木板を張った家が軒を連ねている。建築物は質朴でどこか優雅で、昔日の江南地方の古い鎮そのままの姿を見せてくれる。民居区では、江南百床館や江南木彫陳列館、民家民俗館、訪盧閣、彙源典当などが見所。 ■伝統文化区 茅盾旧居や立志書院、林家鋪子、修真観、劇台、影絵芝居館、余榴梁銭貨館などに、鳥鎮文化のはるか遠い源泉が感じられる。 茅盾旧居は文学者、茅盾(本名は沈雁冰)の先祖代々の家。19世紀中葉の建築で、清代の江南地方特有の民居だ。書斎は茅盾自身が設計した。テンジクやシュロは茅盾が植えたという。 影絵芝居館は南宋時代(1127~1279年)に江南地方に伝わった。抗日戦争前後、鳥鎮には12の劇団があり、鎮をくまなく回り数多く上演していた。現在でも毎日上演し、内外の観光客に中国の伝統芸術を紹介している。影絵芝居に使う半透明の人物、物は手作業で作られており、極めて精巧で美しい。各人物は糸で操られ、自由に動き回り、上演時には太鼓やドラ、二胡、長笛などの楽器が演奏される。人びとに広く親しまれている伝統劇・・・ |