「中共三大会址記念館」が1日午前9時に落成し、一般公開が始まった。同記念館は中国共産党第3回全国代表大会(中共三大)が1923年に開催されたことを記念して、当時の開催場所である広州市東山区恤孤院路3号に建設されたもの。
中共三大は1923年6月12日~20日、広州で開催され、結党初期の指導者である陳独秀、李大利、毛沢東ら40人が参加した。党の中央委員会は同年4月から、広州に本拠を移している。当時の本部は中共三大開催地付近にある「春園」に置かれていた。
中共三大では主に、孫中山(孫文)率いる国民党との協力問題について話し合われ、中国共産党の政治的、組織的、思想的独立を前提に、共産党員全員が個人の身分で国民党に加入することを決めた。革命運動を両党が協力して展開し、中国を統治していた帝国主義・封建主義に対抗するための決定だった。
「人民網日本語版」2006年7月2日