重慶市で働く市民は17日より、猛暑をしのぐため代わる代わる休暇をとることができる。重慶市政府弁公庁は16日に緊急通知を出し、同市委員会、市政府は、暑さがひと段落するまでの期間、全市のそれぞれの職場において職員が交替で休暇をとることができるとの決定をした。北京の日刊紙「新京報」が伝えた。
最新の気象資料に基づいて分析を行った結果、8月中旬から下旬にかけて重慶市は依然として猛暑が続くと予測され、大部分の地区で最高気温が40℃~43℃に達する見込みだ。このため重慶市政府弁公庁は16日、「酷暑期間における休暇措置に関する通知」を出した。通知の内容は以下の通り。
重慶市はこのところ、雲のない天気と高温が続いており、気象部門によると、猛暑はまだ続くと予測される。市民の健康、安全な生産、水の確保、電気・ガスの供給を保障し、人々の生活の需要に優先的に応えるため、市委員会、市政府は、17日より猛暑が終わるまでの間、全市のそれぞれの職場で職員が交替で休暇をとることができるとの決定をした。
温度を下げるためバケツに入った氷が置かれた路線バス内。(重慶市)
暑さと乾燥で亀裂が入った川ぞいの道。(重慶市江北区、嘉陵江付近)
稲の枯れた水田を見つめる村民の張定華さん(80歳)。(重慶渝北区)
60年以上枯れたことがない井戸も、今は底が見える。(重慶渝北区、茨竹鎮梅子坪)
「人民網日本語版」2006年8月17日