上海発拉薩(ラサ)行きの初列車が10月1日に運行される。中国新聞社が伝えた。この情報で上海、江蘇、安徽、浙江などでは西蔵(チベット)旅行ブームに火が着き、列車で高原旅行をする上での注意事項を問い合わせる電話が上海鉄道局に殺到している。上海の専門家は17日、旅行者はチベットへ行く前に病院で健康診断を受けるべきで、心臓、肺、脳、肝臓、腎臓に異常がある人、および貧血や高血圧症状の重い人はむやみに高原に行ってはいけないと警告した。
上海から拉薩までは52時間。鉄道部は旅行客に対し、列車の中や高原に入ってからは▽炭水化物や消化しやすい食品を多めに摂る▽水分を多めに補給し、体に十分な水分があるようにする▽夕食は食べ過ぎないようにする――などの注意を与えている。このほか酒やタバコは控え、果物や野菜などのビタミン豊富な物を多めに食べ、唇のあれを防止するなどの注意が要る。途中で高山病の症状が現れた時は、すぐに薬を飲む。症状が重いときは、症状を軽くするために酸素を吸うか、付近の病院で治療を受ける。もしくは、速やかに低地に移動しなければならない。
「人民網日本語版」2006年9月18日