外交部の定例会見で12日、劉建超報道官が質問に答えた。
――国連安全保障理事会は国連憲章第7章に基づく制裁を朝鮮に科す可能性がある。中国の立場は。
中国は現在、国連が取るべき適切な行動と、採択すべき適切な決議について、国連安保理の関係各国との協議を続けている。こうした協議が外交努力に有益で、朝鮮半島核問題の協議と対話を通じた平和的解決に有益であってほしいと思う。現在も協議は継続中だ。中国は引き続き、積極的かつ責任ある姿勢で、他の各国と関係問題に関する話し合いを進めていく。
どのような措置を取るかについては、いま言及された国連憲章第7章などの具体的問題を含め、そうした措置または行動が朝鮮半島の非核化実現、北東アジアの平和と安定の維持、および朝鮮半島核問題の協議と対話を通じた平和的解決に有益であるかどうかを見きわめる必要がある。われわれはこうした判断に基づいて、関連の提案を分析しなければならない。現在議論されているのは、1つの完成された案であり、内容が非常に複雑で、わたしが個別の具体的な条文について論評するのは難しい。
「人民網日本語版」2006年10月13日