中国とASEAN10カ国のトップは10月30日に広西チワン族自治区の南寧市に集い、中国・ASEANの対話関係構築15周年サミットに出席することになり、中国・ASEAN両地域の関係が史上最も強固な時期に入るものと見られる。中国・ASEANの友好関係は、中国とASEANとの協力がASEAN諸国にとって脅威どころか、発展のチャンスであることを裏付けている。
オン・ケンヨンASEAN事務局長は「中国はASEANに発展のチャンスをもたらす」ことを確信しており、中国の外資導入政策は、ASEAN諸国が投資者の協力レベルを高めることを促すことになろうと語っている。事実、中国とASEANが「中国・ASEAN貿易自由区構築の取決め」に調印した後、双方の外資導入額も大いに増えている。これは双方にとってもプラスである。
データーを見ると、中国とASEANが対話関係を構築した1991年から2005年までに、中国・ASEANの貿易総額は年率20%のペースで増加しており、2005年におけるASEANの対中貿易黒字は196億ドル達し、ASEANが中国の主な入超国(地域)の一つとなっている。
ASEAN側をみると、20世紀90年代初期、ASEANの対中貿易額がASEANの貿易総額に占める割合は2%であったが、2005にはこの割合はすでに11%に達した。同時に、中国とASEANとの協力は中国にもビジネスチャンスをもたらし、中国の対ASEAN貿易額の貿易総額における割合は20世紀70年代の4%から2005年の9%に増えることになった。
「チャイナネット」2006年10月30日