世界最大の旅客機、エアバスA380が23日午前10時6分に北京首都国際空港に到着し、一部の賓客が搭乗して見学する機会を得た。
中国民用航空総局・華北地区管理局の黄登科局長は「2階建て構造がとても合理的で、内部はとても広い。ボーイング747の客室は一部だけが2階建てだが、エアバスA380は総2階建て構造だ」と語った。また、操縦室の設計も非の打ち所がないと感じたという。操縦室内には4席あり、それぞれ機長、副操縦士、観察要員のために準備されており、電子機器も先端のものが揃っている。
黄局長はさらに「1階の前部はビジネスクラス、中部はファーストクラスと準ビジネスクラス、後部はエコノミークラス。2階は中部にパブリックエリアがあり、前後はファーストクラスとエコノミークラスになっている。ファーストクラスとビジネスクラスのシートはみな広く快適だが、エコノミークラスは間隔がやや狭い。上下階をつなぐ階段はとても広々としており、3人同時に並んで歩いても大丈夫だ」と話した。
エアバス職員の徐玲氏によると、A380に初めて設けられたパブリックエリアは、乗客が立ったり座ったり自由に会話をし、フライトをより快適に過ごしてもらうためのものだという。
「人民網日本語版」2006年11月24日