シンガポールを訪問中の麻生太郎外相は7日、次のように述べた。
朝鮮半島の核問題を解決するための6カ国協議の再開に向けて、中国が朝鮮に呼びかけを行い、非常に重要な役割を発揮した。日本は中国の行った努力に対し、称賛の意を表す。
麻生外相とシンガポールの楊栄文(ジョージ・ヨー)外相は会談で、「朝鮮の核問題は慎重な処理が必要だが、将来性を全体的に見れば楽観的で希望もある」とし、中国が引き続き役割を発揮することを希望することで一致した。また、国連安全保障理事会決議第1718号実施の重要性についても意見が一致した。
また中日関係について麻生氏は、安倍晋三首相の中国訪問以来、両国関係に改善が見られたとし、両国の経済貿易関係の総合的状況も良く、日本の中国への投資が正常なレベルを維持することができるよう希望すると述べた。
「人民網日本語版」2006年12月9日