展示商品やブースの配置から見て、各出展企業がイメージづくりにかなり神経を使ったことがうかがえた。観光商品パビリオンでは、様々な工芸美術品や装飾品、贈り物(食品を含む)などが並び、いずれも逸品がそろって目が移るほどで、すべてを手にして見ることはできなかった。今回は中国の老舗「栄宝斎」や北京の七宝焼き、宜興の「紫砂壺」など有名ブランドが初めて出展。商品を際立たせて顧客を引き付けるため、多くの出展企業はブースの配置でかなりの工夫を凝らしていた。華麗な復古調の寝室、古風でみやびやかな書画室、本物そっくりの少数民族の民居など……。いずれもその場にモデルがいることで、臨場感があった。
昆交会は1993年に始まり、毎年6月6日から10日まで開かれてきた。すでに14年の発展を経て、規模や知名度、影響力など総合力で全国のトップにある。経済のグローバル化が絶えず進み、アセアンや南アジア向けた地域的な優位性、またアセアン自由貿易地帯の整備が一段と進展するに伴い、昆交会は中国の対外経済貿易協力と対外開放の中で橋渡し的な役割をさらに発揮していくだろう。
「チャイナネット」2007年6月11日