東風ホンダがいつ第3の車種を導入するか、また、その位置付けはどういうものであるかについて、劉裕和氏は「私個人的には、ハイテク、高付加価値製品に特に興味を持っている」としている。
これから、東風ホンダの第3の車種は既存の2つの車種と比べて、より高いブランド力を持つことは容易に判断できる。第3、第4の車種の中国市場での成敗は、東風ホンダが短期間で生産能力24万台の目標を実現できるかどうかにかかっている。
世界自動車大手の中で、ホンダには、製品は少ないが、いずれも精緻なものであるという特色がある。シビックにせよ、アコードにせよ、いずれも細分市場でトップの座を占めている。しかし、車種の少なさはいずれもホンダの中国での2つの合弁企業の製品配置にとってマイナスである。
広州ホンダにしても、その第2工場が生産に入った後、その後続製品の投入問題が業界の関心を集めている。
広州ホンダは近く、自主的研究・開発の面で大きな動きがあると見られている。はたして、合弁企業は自主的研究・開発により、海外からの車種導入のボトルネットを打ち破ることができるのか?広州ホンダの模索は中国の自動車工業の自主的研究・開発にどれほどの影響を与えるのか?これはわれわれの期待に値するものである。はっきりいえるのは、広州ホンダにとって、その第2ラウンドの生産規模拡張の決定的要因は、新アコードあるいはその他の導入車種に限定しないことである。
広州ホンダの自主的研究・開発面の対応について、劉裕和氏は「近いうちに、東風ホンダも新しい措置を講じる」ことを明らかにした。
「チャイナネット」2007年7月20日