普光ガス田の天然ガス井
「川気東送」プロジェクトでは、天然ガス輸送パイプラインが湖北省の重慶市東部の山間地帯を通り抜け、それぞれ重慶市の忠県、湖北省の宜昌市、武漢市、黄石市および安徽省の安慶市で5回長江の川底を抜けることになっている。トンネルの長さは合計8908メートルに達し、地質的条件が複雑な難工事である。
今回の長江の川底を抜けるトンネルの掘削工事は長江北岸の宜昌市猇亭区から、長江南岸の宜都市の紅花套鎮に至るもので、トンネルは直径3.08メートル、全長1405メートル。トンネルは河底の深さ約20メートルのところに位置している。ちなみに、トンネルの掘削にはシールド工法が採用されている。
「川気東送」プロジェクトは主に江蘇省、浙江省、上海に、さらに沿線の湖北省、安徽省、江西省にガスを供給する。2010年末には年産120億立方メートルの生産能力を確保する見込み。
「チャイナネット」2007年10月30日