学習と参考、人と文化の交流で友情を深める
中国とアフリカは、多様な形式と多彩な内容の人と文化の交流を実施し、市民レベルの相互理解と友情を深め、両大文明の相互参考と相互前進を促進している。中国はアフリカのための人材育成の規模を拡大。今年はアフリカ諸国に昨年より700人増の約2700人分の奨学金を提供し、今年だけですでに各種人員4000人余りを育成し、中国語教育用の孔子学院・教室を6カ所に設立することで6カ国と合意した。青年交流もまさに発展しつつある。胡錦濤国家主席の招待で、年内にアフリカの青年100人が訪中する。ボランティア活動のためにアフリカへ渡る中国の青年もどんどん増えている。文化公演、報道交流、学術シンポジウムもさらに活発化している。双方は友好省州・友好都市協定を新たに18組締結し、その総数はすでに84組に達している。
相互に支持 国際舞台での権利擁護
中国とアフリカは引き続き、重大な国際問題や地域問題で協調関係と協力を強化し、開発途上国の正当な権益を守っていく。中国は国連会議、主要国首脳会議(サミット)、開発途上国の指導者による会談などの場でこれまで同様にアフリカの利益を守り、アフリカの発展を促進するために発言を行う。また、国際社会、とくに先進各国に対し、アフリカの発展に対する関心を呼び掛け、アフリカ援助の約束を着実に果たしていく。アフリカの友好国は一つの中国政策を堅持し、中国が国際獣疫事務局(OIE)での地位を回復することを支持し、台湾が世界保健機関(WHO)への「加盟」を目指した第60回総会での企てと第62回国連総会における「台湾名義での国連加盟」のたくらみを挫折させた。
実務追求と刷新 フォーラムの成功
中国・アフリカ協力フォーラムは、中国とアフリカ国家が集団対話を行う重要な場であり、実務的な協力を行う有効な枠組みだ。7年間の発展過程を経て、フォーラムの運営ぶりはさらに成熟し、その効果が表れ、中国・アフリカ友好を率いる旗印となっている。中国・アフリカが北京での首脳会議で合意したところによると、今年9月に双方の外相は国連会議期間中に初の政治交渉を行い、フォーラムの枠組みの下で中国とアフリカ各国が定期的に外相クラスによる政治対話を行う体制が始動した。中国とアフリカが戦略的対話を行う上で、政治的な相互信頼が持つ意味は大きい。現在、中国・アフリカ双方は首脳会議の成果を実現させるべく、フォーラムの枠組み内で新たな考え方ややり方を積極的に模索し、フォーラムの体制を完全なものにし、双方の協力に新たな活力を注ぎ込もうとしている。
「人民網日本語版」2007年11月5日