中国の大型トラック大手・中国重型汽車集団(中国重汽)の香港証券取引所への上場が最終段階に入った。今月末に上場を完了させる予定だ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

今回の株式発行で中国重汽は8億～10億ドルの資金を調達する予定。引受会社はモルガン・スタンレーと中国国際金融有限公司。

今回の上場の主体は中国重汽（香港）有限公司。今年上半期、中国重汽はコア資産を同公司に移転した。移転したのは同社株式の63.78％、エンジン資産、自動車用ブリッジ資産、商用車企業、専利（特許、実用新案、意匠）700件以上をもつ技術センターなど。

中国重汽の責任者によると、同社の現在の輸出重点エリアは中東、西アジア、ロシアなどで、ここ数年は東南アジア市場でも新たな進展があった。現在輸出製品は製品全体の10％を占めている。

「人民網日本語版」2007年11月12日