中国財政部の謝旭人・部長は1日、中国と世界各国の経済協力を深めるため、一定の条件を満たした外国政府に中国国内での人民元債券の発行を許可することを検討中であることを明らかにした。「新華網」が伝えた。
謝部長は同日、第1回中日ハイレベル経済対話に出席し、「中国はこれまで、国内債券市場の発展を促進すると同時に、国内債券市場の対外開放の推進にも力を入れてきている。2005年には海外の開発機構に対して人民元債券の発行を認めた。現在中国は、外国政府という新しい債券発行主体を適切な時期に導入するために、一定条件を満たした外国政府に中国国内での人民元債券発行を許可することを積極的に研究している」と述べた。
謝部長はまた、中国と日本の財政金融領域の協力について、「チェンマイ・イニシアティブの枠組みのもと、中国と日本は一貫して良好な協力関係を保ってきた。中国人民銀行(中央銀行)と日本銀行は2002年3月に30億ドルの通貨スワップ協定を結び、今年9月には更新を果たしている。これは、相互信頼を高め、地域の金融リスクと危機を防止する能力を上げるという両国が共有する希望を示すものだ。中国は、日本と共同で、チェンマイ・イニシアティブのもとでの交流と協力を強化させていきたい」と語った。
「人民網日本語版」2007年12月2日 |