上海証券取引所と深セン証券取引所の合弁会社である中証指数有限公司（CSI）はこのほど、インターバンク債券市場および上海・深セン両証券取引所債券市場の取引高の動向を総合的に反映した「中証全債指数」が、12月17日から正式に公開されると発表した。債券投資者はこの新基準を参考に、投資分析や業務評価をすることができる。

すでに公開された計画によると、同指数の算出対象の債券は、条件に合致するインターバンク市場、上海・深セン両株式市場の国債、金融債、社債を範囲としている。同指数は、基準時を2002年12月31日とし、100ポイントを基点とする。CSIの関連責任者は、「政府による債券市場発展戦略の推進により、債券市場の重要性は日増しに顕著になっており、債券関連商品も多くなっている。今回の中証全債指数の登場は、投資者の債券投資分析と投資決定に大いに参考となるだろう」と述べている。

「人民網日本語版」2007年12月3日