ホーム>>経済>>業種動態
中国のたばこ産業、フロン11の利用を完全に停止
発信時間: 2007-12-19 | チャイナネット

国家環境保護総局と国家煙草専売局、国連工業開発機関(UNIDO)は18日、「中国たばこ産業フロン11利用停止総括大会」を北京市で開催し、中国のたばこ産業がフロン11(CFC11)の利用完全停止に成功したことを宣言した。「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」などの国際規約で定められた目標を当初の予定より2年半早く実現、中国政府が国際社会に対して行った約束を果たした。

フロン11はフッ素を含む化学物質で、オゾン層破壊の原因になり、二酸化炭素よりはるかに強い温室効果を持つ。たばこ製品の製造では、タバコ葉の膨張処理過程で大量に使用されていた。モントリオール議定書は、中国がフロン11の使用を2010年1月1日以前に停止するよう要求。中国のたばこ産業は3億6千万ドルを投資し、モントリオール議定書の基金による援助金1100万ドルを利用して、01年から06年まで、たばこ製品の製造においてフロン11が使用される工程の代替および改造作業を行い、フロン11を利用したタバコ葉膨張装置計73基を廃棄した。フロン11の排出量はこれで、年間1090トン削減された計算となる。

「人民網日本語版」2007年12月19日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 中船重工、100億元を投じて新造船基地を建設

· 中国初の自主開発コミューター旅客機、ラインオフへ

· 国家電網、上海万博の8社目のグローバルパートナーに

· 長慶油田が中国第3の陸上の石油・天然ガス田に

· 中国国際熱帯農産品冬季交易会、海南省で開幕