交通銀行株式有限公司は16日、常熟農村商業銀行と戦略協力合意に調印した。合意に基づき、交通銀行は3億8千万元を投じて常熟農村商業銀行の株式を購入し、国有商業銀行として初めて農村商業銀行に株式参加することになる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
合意により、交通銀行は常熟農村商業銀行の株式の10%を取得し、筆頭株主となる。交通銀行の責任者によると、常熟農村商業銀行への株式参加は交通銀行が広大な県・農村地域で金融業務を拡大し、技術移転を進めるための重要な措置だ。
経済が発達した地域の農村では、農民の生活は豊かで、豊富な貯蓄資金をもっている。中小民間企業も発展しており、資金調達ニーズが旺盛だ。常熟農村商業銀行の昨年の自己資本率は14.16%、不良債権率は1.24%で、通年で4億600万元の利益を達成した。
合意に基づき、交通銀行は農村地域により豊富で顧客ニーズに一層対応した金融商品を提供する。常熟銀行は交通銀行のネットワーク、ルート、信用を利用して顧客により効果的で迅速なサービスを提供する。双方の提供する業務が、農村地域の金融サービスニーズを最大限に満たすものになると期待される。
「人民網日本語版」2008年1月17日 |