賽迪顧問（CCIDコンサルティング）が26日発表した統計によると、昨年の中国国内のパソコン販売（デスクトップ、ノートブック、サーバーを含む）台数は2794万2千台、売上総額は1471億6千万元となった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

同社CEOの李峻氏によると、家庭向け需要は引き続き堅調なものの、市場では価格競争が激しさを増しており、メーカーの利益水準は下降傾向にある。もっとも単価の下落が需要の拡大を招いており、多くの消費者の選択はデスクトップ型からノートブック型に移行している。とりわけ大都市および教育機関などでは、ノートブック型への需要シフトが鮮明だという。

同社の統計によると、需要増加および価格下落に支えられ、昨年のノートPCの販売台数は629万7千台となり、前年比49.5％の大幅増となった。売上総額は500億1千万元、同33.0％増。

デスクトップPCの販売台数は2105万1千台で、前年比12.9％増。売上総額は860億7千万元、同3.4％増にとどまった。

「人民網日本語版」2008年2月27日