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07年知財権10大事件(5)特許侵害事件が急転
発信時間: 2008-03-27 | チャイナネット

事件の概要: 鄭州拓普公司は圧延機製造技術の特許権を侵害されたとして04年7月2日、鄭州天宏泰隆公司などに損害賠償を求める裁判を起こした。鄭州市中級人民法院はこれに対し、2980万元の損害賠償を被告に命じる一審判決を下した。だが国家知的財産権局特許再審委員会は07年2月2日、案件で問題となった特許を無効とする決定書を発表。メディアでさかんに取り上げられた国内最大の知財権侵害事件は意外な結末を迎えた。

選出理由:一審判決で命じられた賠償額は国内の知財権裁判で出された最高額となり、「国内最大の特許権侵害事件」として大きな反響を呼んだ。本来は与えられるべきでなかった特許をめぐり、少なくとも6件の訴訟が起こされ、3カ所の各級法院で訴訟が行われた。圧延企業数社と個人が訴訟に巻き込まれ、人材と資金の大きな損失を生み出した上、中国の限りある司法資源も無駄遣いされた。

「人民網日本語版」2008年3月26日

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