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07年知財権10大事件(10)通領科技が米国で勝訴
発信時間: 2008-03-27 | チャイナネット

事件の概要:通領科技集団の生産したGFCI(漏電遮断器)は04年、米国市場に参入し、シェアを急速に拡大した。これに対し、米国の大手電源パーツメーカー・レビトン(LEVITON)は同年、米国3州の地方裁判所で特許権侵害を理由に通領科技製品の販売業者4社を提訴。通領科技はメーカーとして自発的に訴訟に加わり、被告の訴訟費用と輸入継続のための保証金を提供することを申し出た。07年7月10日、ニューメキシコ州連邦地方裁判所は、通領科技の生産したGFCIはレビトンの558号特許を侵害するものではないとの判断を下した。

選出理由:米国との知財権分野の裁判で中国企業が初めて勝訴したケースとなり、グローバル企業から知財権関連の警告を受けることの多い中国企業を元気付けた。自社のオリジナリティーと特許技術があれば国際競争にも立ち向かうことができることを証明する出来事だった。

「人民網日本語版」2008年3月27日

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