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07年知財権10大事件(6)モトローラ敗訴
発信時間: 2008-03-27 | チャイナネット

事件の概要:北京市民の朱占新氏は01年8月、「回転式ディスプレイ携帯電話」の特許申請を行い、国家特許局発行の発明特許証書を04年11月に獲得した。朱氏は05年初め、モトローラ(中国)電子有限公司を提訴。モトローラに対し、朱氏の特許権を侵害している疑いのある携帯電話「V80」の製造と販売を停止し、34万元の賠償金を支払うよう求めた。モトローラはすぐに特許が無効であるとの訴えを起こし、特許権侵害案は中止された。その後、国家特許審査委員会はモトローラの訴えを退け、北京市第一中級法院も一審判決でモトローラの訴えを棄却した上、朱氏の特許権が有効であるとの判断を示した。モトローラはこれを不服として上訴していたが、07年6月27日、訴訟を取り下げた。

選出理由:中国の一市民がグローバル企業を相手に訴訟を起こしたこの事件は、幅広い注目を集めた。中国国民の知財権保護意識の高まりや、市民自らの権利を守る能力と決意を示す事件だった。

「人民網日本語版」2008年3月26日

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