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07年知財権10大事件(9)違法MP3と「百度」
発信時間: 2008-03-27 | チャイナネット

事件の概要:インターネット検索サイト「百度」の検索ページに違法MP3ファイルのダウンロード先がリンクされていたことから、EMI・ワーナー・ユニバーサルなどの海外のレコード会社は05年7月、著作権侵害で百度を提訴した。百度はこれに対し、責任は音楽ソフトを提供しているサイトにあり、検索サイトにはないと反論。北京市高級人民法院は07年12月、国際レコード産業連盟のレコード会社5社の訴えを退け、百度に知財権侵害行為はなく賠償責任もないとの判断を示した。

選出理由:統計によると、MP3ファイルの検索市場に占める百度のシェアは84%以上。インターネット利用者の音楽生活にとって、百度は非常に大きな意味を持つサイトだ。この案件は、著作権の権利人と使用者の間で利益がどのような比率と原則で分配されるべきかを見直すきっかけとなった。

「人民網日本語版」2008年3月27日

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