中国自動車市場は年初来、20%以上の急成長が続いている。中国で投資を行う多国籍自動車グループの第一四半期(1~3月)在中販売台数はまたもや新記録を更新、他のどの業界よりも高い成長率を維持している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
福特(フォード)汽車(中国)公司は9日、第一四半期業績報告書を発表した。ここ数年間の急成長に続き、同社の1~3月在中販売台数は再び顕著な伸びを見せた。同社の各ブランド自動車販売台数は、前年同期比47%増の計9万791台に達し、業界の平均成長レベルを再び上回った。
大衆集団(フォルクスワーゲングループ)の1~3月新車販売台数は同比32.5%増の26万8200台。ホンダ(中国)広報部の朱林傑・経理は新華社記者に対し、「ホンダが中国で投資する合弁企業2社(広州ホンダと東風ホンダ)の1~3月販売台数は前年同期比29%増の約11万台に達した」と述べた。
このほか、宝馬集団(BMWグループ)の1~3月全世界販売台数増加率が5.7%に対し、中国市場では43.2%増加した。ベンツ自動車の1~3月在中販売台数は同比40%増。トヨタ、ゼネラル・モーターズ(GM)、日産など多国籍自動車グループはいずれも1~3月、中国で好業績を収めた。
乗用車市場において、多国籍自動車グループの在中合弁企業の市場シェアは4分の3に達する。中国汽車工業協会の最新統計データによると、今年1~3月の国別乗用車市場シェアは、日系ブランド29.34%、中国自主ブランド25.79%、ドイツブランド21.3%、米国ブランド゙13%、その他韓国、フランス、イタリアなど各国のブランド。
「人民網日本語版」2008年4月10日 |