中国で最大規模の造船基地である、長興造船基地の第1期プロジェクトが3日、半年早く竣工した。

　長興造船基地は上海市崇明県長興島の南東部に位置し、第1期プロジェクトの敷地面積は560ヘクタールで、建築面積は約110万平方メートル。岸壁は3．8キロで3本の造船生産ラインがあり、大型ドック4基が建設されている。その中でも最も大きなドックは、長さ580メートル、幅120メートルで、いくつかの屋外と室内の船台があり、600トン以上の7台のトランスファークレーンが配置されている。

投資総額が約160億元に上る長興造船基地第1期プロジェクトは、年間に450万トンの造船力があり、規模は韓国ウルサン(蔚山)造船所に次いで世界2位だ。このプロジェクトは設計の段階で、製品の専門化や作業の流れの最適化、情報化管理が重視され、世界トップレベルの造船力が一応形成されている。

現在この造船基地の3本の生産ラインは、積載重量1400万トンの約100隻を受注しており、2011年までに引き渡す造船の注文を受けている。